過敏性腸症候群(IBS)
過敏性腸症候群(IBS)とは
過敏性腸症候群とは、例えばこんな症状のときです。

朝会社に行くあるいは学校に行く途中で、テスト前や大事なプレゼンの前、旅行先で、急におなかが痛くなりトイレに駆け込む、慌ててトイレを探す。
大事な場面でなぜかおなかを下してしまう…。

もしかしたらそれは、下痢型のIBS(過敏性腸症候群)という病気かもしれません。
過敏性腸症候群(IBS)のタイプ
下痢型
便秘型
混合型
その他
「泥状便・水様便」が多い。
下痢症状は男性に多い。
「硬い便・コロコロ便」が多い。
便秘症状は女性に多い。
「泥状便・水様便」になったり、「硬い便・コロコロ便」になったりする。
どれにも当てはまらない。
検査で異常は見受けられないのに下痢・腹痛の症状が続く
過敏性腸症候群(IBS)は、ストレスが原因で下痢や便秘を繰り返す疾患です。
潰瘍性大腸炎や大腸がんは血液検査や大腸内視鏡検査などで腸に異常が認められますが、過敏性腸症候群はそのような異常がないことが確認されたうえで症状が続く場合に診断されます。
日本人の約7人に一人が過敏性腸症候群(IBS)に当てはまると推定され、30代より若い年代に比較的多くみられる傾向があります。症状が重い場合はトイレに頻繁に行くため、学校や会社に行きづらくなり外出を控えるようになったりするなどの問題が実際に起きています。
下痢の症状どうして起こるの?
下痢は腸の運動が過剰となり、消化物が早く腸内を通ったり、粘膜からの分泌が増加したりすると消化物が水分を十分に吸収できなくなり、水分の多い便が排泄される状態です。
原因として考えられる事柄
  • ウイルスや細菌の感染による腸炎
  • 牛乳不耐症(乳糖不耐症)
  • 潰瘍性大腸炎・クローン病・大腸がんなどの病気
通常の検査で原因を特定できる異常がないにもかかわらず下痢を繰り返す場合は、ストレスが主な原因で起きる“下痢型IBS”が疑われます。
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