摂食障害
摂食障害とは?

※このページでは「摂食障害」のご紹介をしておりますが、当院では中等度以上の重症度であるため内科的な治療・経過観察が必要な拒食症(神経性食欲不振症)の診断・治療は行っておりませんのでご注意ください。

食行動の異常は、食事をとりたがらない「拒食」、逆に極端に大量の食物をとる「過食」に大別できます。

少しくらいの拒食や過食は、多くの人が経験するものです。
失恋をして食欲がなくなったり、ストレス解消につい食べ過ぎる、という経験をした人は少なくないと思われます。ところが、こうした食行動の異常が過度になって、極端に体重が減少しても拒食がやめられない、過食の後に食べたものを全部吐いたり下剤や利尿剤を使って体重増加を避けようとする、という行為がみられるようになると、これは治療を要する摂食障害の疑いが濃くなります。

引用:厚生労働省みんなのメンタルヘルスより
摂食障害の原因
完璧主義な人や優柔不断な人、自分に自信がない人、ストレス解消がうまくない人無趣味な人が摂食障害になりやすい人と言われています。
単なる食欲や食行動の異常ではなく、その根本には様々な原因が潜んでいます。社会・文化的要因、心理的要因、家族環境、遺伝的要因と原因は人それぞれですが発症が圧倒的に思春期の時であることが多いです。
主に家庭環境やストレス、成長期の不安などの心の病気だとされています。
摂食障害の治療方法
病気やこころの奥にあるストレス、そのあたりに潜んでいるといわれている原因を挙げて、一体自分がどこにあてはまるのか冷静に考えてみることが大切です。まずは自分と向き合うこと、そこからが治療のスタートです。
また、最近の研究で低血糖症など身体の問題から引き起こされることも分かってきています。自分に合う適切な治療をすることが大切です。

また、10代の患者さんの場合はとくに両親を初めとする家族との関係が病気に影響していることも多いので、家族に対しても患者さんとの接し方や家庭環境に関するカウンセリングが必要です。
治療にあたっての病院選びは摂食障害の専門医やカウンセラーを配属している病院にしましょう。家庭環境が治療に適していないような場合や体重減少が極端な場合は入院治療も行なわれます。
診断チェック
摂食障害のサイン・症状の続きを読むと簡単な診断が出来ますのでぜひ試して見てください。

引用:厚生労働省みんなのメンタルヘルスより
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