心理療法
当院の心理療法
原則として当院にて治療中の患者さまを対象として、予約制として心理療法を施行いたしております。

隔週月曜日、毎週火曜日と土曜日に実施しております。女性2名、男性1名の臨床心理士、公認心理士が心理療法をおこないます。
 
一般のカウンセリングでは、患者さまの状況や経緯、お困りのことなどのお話を伺いながら、ご本人さまの考えの整理をお手伝いしたり、新しい考え方を一緒に探して行きます。
当院では、まずは心理療法とはどういうものかを知っていただくために、気軽に受けられる30分枠のカウンセリングも設けております。
 
さらに患者さまの状態に応じて、より専門的な認知行動療法、心理教育、自律訓練法、リラクゼーション法(呼吸法、筋弛緩法)、EMDRなど各種の個別の心理療法を実施いたします。

なお心理療法には保険診療は適用されず、自費診療となりますのでご注意ください。1回のセッションの費用は下表のとおりです。
各心理療法料金表
【キャンセル・ポリシー】
心理治療の前日までのキャンセルにつきましては無料です。当日のキャンセルにつきましては治療額の半額を申し受けておりますのでご注意ください。
カウンセリングについて
「上司や同僚とうまくいかず仕事へ行く気になれない」「家庭でトラブルが多くて気分が休まらない」「友人がなかなかできない。会話が続かない」「大勢の前だと緊張してしまう」etc…対人関係が発生する様々な場所で、悩んだりストレスを感じることが多々あると思います。ストレスにさらされ続けた方は、気分が落ち込みやすくなったり、ストレスの状況を避けるようになったり、パニック発作が生じたり、様々な症状に形を変えてSOSを出すようになります。
こんなときには、心理士とのカウンセリングによってストレスに対する考え方やイメージを変えること、誰にも話せなかったことを聞いてもらえる事、あるいは誰かに話して整理してもらうことで、もっと気持ちや症状が楽になる方がたくさんいらっしゃいます。
また、社会適応に困難を感じ、なかなか就労できない方々への就労支援施設への紹介なども行います。
30分枠、50分枠の2つの枠組みのカウンセリングを設けております。
認知行動療法について
心理療法の1つで、不快な出来事、状況、対人関係などのストレスに対する考え方やイメージ(認知)に対して働きかける治療です。最終的には、ストレスに対して強くなるためのものの見方や、考え方に変えていくことで治療者の力を借りずにストレスに対処していく方法を身につけることを目的としています。自宅でおこなうホームワークなども治療の一環となっていることが特徴です。
認知行動療法の進め方
初期に患者様のお困りの状況を詳しくヒアリングしながら、カウンセラーと協力して、患者様の抱えている思考のパターンや感情を探り、介入可能な考えや行動について検討します。その後ホームワークを通しての日常での実践、カウンセリングでの振り返りと検討という手順で進められます。このように文章で書くと難しく思われるかもしれませんが、そのために理解を助けるためのわかりやすいツールがあり、そのツールとカウンセラーによる説明により、認知行動療法がわかりやすく理解できるようになっています。
どのような人に効果があるか
うつ病の方を対象に始まった心理療法ですが、現在では社会不安障害、パニック障害、強迫性障害、統合失調症など様々な症状に対象が拡大しています。(例:「仕事で失敗した後の落ち込みがひどい」「人前で話すときに緊張してしまうため、そういう状況を避けるようになってしまった」「電車で突然めまいや吐き気のようなパニック発作が起き、以後電車に乗るのが怖くなった」「何度も手洗いを繰り返してしまう」etc…)
リラクゼーション法(呼吸法・筋弛緩法)
心身の自己管理能力を高めることを目的に、心理士による呼吸法、筋弛緩法等のリラクゼーション法の紹介を行っています。ストレスを感じると筋肉は緊張し、不眠や頭痛、腹痛の身体症状の原因ともなります。
日常の緊張度を安定させる目的で用いる場合は、呼吸法、不安時の緊張を鎮める目的の場合は筋弛緩法の紹介をします。リラクゼーション法の紹介と合わせて、心と身体の関係についてもお伝えし、日常生活の中で、身体のサインに気づき、セルフケアができるようになることを目指します。
主な対象の方
・パニック障害
・社会不安障害
・強迫性障害
・心身症
・不眠症
・その他、ストレスによる身体症状に悩まされている方
自律訓練法
自律訓練法はリラクゼーション法の一つで、身につけることによって、ストレス反応を自分で予防したり、緩和したりすることができるようになります。特にパニック障害や社会不安障害等の方や心身症の方々にとって、症状の緩和のみならず再発の予防にもなります。
自律訓練法は、「気持ちが落ち着いている」などの簡単な言語を頭の中で繰り返すなど、誰にでも身につけやすいリラクゼーション法であり、練習によって日常生活の色んな場面で実施できるようになります。それゆえに、自分で行えるケア(セルフケア)の方法として優れていると言われています。
当院では認知行動療法の一環としてリラクゼーション法を用いていますが、自律訓練法のみの実施も行います。
主な対象の方
・不安障害全般(パニック障害、社会不安障害、強迫性障害、全般性不安障害)
・ストレスによる身体症状に悩まれておられる方(気管支喘息、過換気症候群、過敏性腸症候群、心因性嘔吐、耳鳴り、睡眠障害など)
心理教育
心理教育とは、個別の疾病に必要な知識や情報(疾病によって引き起こされる諸問題や諸困難と対処法や工夫)ともに考えることによって、主体的な療養生活を営めるよう援助する方法のことです。
不安障害(パニック障害・社会不安障害・強迫性障害)の改善には、一時的な不安の改善だけでなく、その後不安のマネジメントスキルを獲得していくことが、治療の中で図ることが大切です。自分の病気を理解し、再発予防と再発時のセルフケアを可能にできるように、不安障害の方向けの心理教育を心理士が行っています。
心理教育は、1回のセッションで行いますが、その後継続的に、認知行動療法やリラクゼーション法を希望される方にも対応いたします。
主な対象の方
・パニック障害
・社会不安障害
・強迫性障害
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